上棟式ってなに?
棟上げまで工事が終わったことに感謝し、残っている工事の安全や、建築後の家内安全を祈願する儀式です。本来は地元の神主に依頼して執り行うものですが、現場監督や棟梁が代行するケースが多くなってきました。また地鎮祭同様、お施主様次第ですので、絶対行わなければならないという決まりはありません。
棟上げとは柱・梁・屋根といった家の骨組みになるすべての部分を1~2日で作り上げる工程で、この日だけは他の現場の大工さんたちを招集して手伝ってもらうほどの、大掛かりな作業です。最後に組む木材が「棟木」と呼ばれているため、作り上げることを「棟上げ」または、建前・上棟と呼ぶこともあります。
~上棟式の大まかな流れ~
1.棟梁が棟木や祭壇に御幣・棟札を飾る
2.「四方固めの儀」棟梁と施主が家の四隅に酒・米・塩などをまく
3.無事に工事を進められるように祈願し、二例二拍手一礼をする
4.「直会の儀」施主が挨拶をしてから乾杯する
5.棟梁や関係者を紹介して一言挨拶をいただく
6.上棟式を手締めでしめくくる
7.施主から、出席してくれた関係者へご祝儀などを渡す