一般社団法人住宅性能評価・表示協会が定めた建築物の省エネ性能(燃費)について、評価・認定する制度のことを指します。(5段階評価の星の数で表示する認証制度、最高ランクは星5です☆☆☆☆☆)

第三者が評価するシステムで、新築のみではなく既存の建物にも適用できます。

~評価方法~

・建築物の外皮性能における指標

・建築物で消費される一次エネルギー消費量における指標

外皮性能とは、屋根や壁・開口部などの断熱性や遮熱性のことをいい、外の気温に関わらず、どこまで気密性を保てるかを評価しています。

一次エネルギーとは、加工されない状態で提供されるエネルギー(石油、石炭、原子力、水力、風力など)のことを指し、この消費量を求めるのにBEIという数値が必要です。

BEIとは、建物のエネルギー効率を数値で示す指標です。設計された建物がどれだけエネルギーを効率よく使っているかを評価するためのもので、BEI値が低いとエネルギー効率がいいという証明になります。建物で消費される電気やガスなどの元となる「設計一次エネルギー消費量」、事前に定められた「基準一次エネルギー消費量」という値で割った結果がBEI値です。

 

BELSとZEHはどちらも住宅の省エネに関する言葉ですが、BELSは性能を評価する「制度」のことで、ZEHは特定の省エネ基準をクリアした住宅、または基準そのものを指します。またBELSはZEHの補助金制度の申請に活用でき、申請する際の提出書類として使うことができます。