建物を支える土台のことで、基礎は家の寿命を左右する大切な部分です。

そのため、地盤調査を行い、問題があれば地盤改良工事が必要になります。もし、問題がある状態で家を建ててしまうと、地盤沈下を起こし、基礎に亀裂が入ったり、家が傾いたりする可能性があります。

さて、基礎には5種類あり、杭基礎、独立基礎、ベタ基礎、布基礎、深基礎があります。現在日本ではベタ基礎と布基礎のいずれかの住宅が多くみられ、近年ではほとんどベタ基礎が採用されています。本来なら、地耐力に応じて基礎を決めます。布基礎に比べてベタ基礎の方が材料費等高くつきますが、施工に手間がかからないためです。

ベタ基礎・・・鉄筋コンクリートの面で建物を支える構造であり、建物の重みを面全体で分散しています。地震による建物の揺れも効率よく地面へと逃せられるため、地震による被害を抑えることが可能で、耐震性に優れています。

布基礎・・・柱、壁といった構造躯体部分の下にだけ鉄筋コンクリートを打ち込むため、コンクリート使用量が少なくコストを抑えられるという利点があります。また、布基礎は基礎を深く打ち込めるため、強度が高くなり、耐震性が向上します。