天井断熱・付加断熱について
2025年05月20日
久しぶりのブログ更新になります(^^;
今回は「天井断熱」「付加断熱」について少しお話しさせて頂きたいと思います。
井原建設では、断熱にも力を入れており
天井断熱では、85mm(100mm)のいずれもボード系の断熱性・耐久性の高い断熱材を使用しています。
それではまず写真をご覧ください!⇩
こちらは、現在新築建設中のお家で温湿度計を使い出た数値の画像です。
2階の室内は23℃
小屋裏は39℃
と16℃も温度差がありました。
この結果から天井断熱をすることにより、「熱損失を抑える」ことができるため、
夏は小屋裏の熱が室内に入りにくく、冬は室内の熱が小屋裏に逃げるのを防ぐことができます。
それに加え、冷暖房の効きが良くなるため、節約にもつながります。
一戸建ての住宅で「2階が暑い」なんて聞いたことはありませんか?
これも天井断熱をしていれば、小屋裏からの熱が伝わりにくいので1階と2階とで温度差が少なくなり快適な室内環境を保てます。
ちなみに、この時の新築建設現場で、1階と2階の温度差は1℃だけでした!
⇧ 天井断熱と壁にも断熱パネルを貼っています。
そして、断熱材と柱との隙間にはコーキングで気密施工をし、気密性も高めています。
次に「付加断熱」についてお話しします!
と、その前に....
まずは住宅における断熱工法の種類についてちょんぼし話します。
・充填断熱(じゅうてんだんねつ)➡柱や梁の間などに断熱材を入れ、室内を包むようにする断熱工法。
<メリット>経年劣化しにくい、耐熱性能の安定、厚みを抑えられデザイン性にこだわった住宅や狭小住宅にも向いている。
<デメリット>外張と比べると気密性が劣る、結露が発生しやすくなる。
・外張断熱(そとばりだんねつ)➡建物全体を外から包むようにする断熱工法。
<メリット>気密性が高い、結露が発生しにくい。
<デメリット>コストが高い、重みによる外壁の安定性に問題が起きやすい、充填と比べると経年劣化しやすい、厚みがありデザイン性にこだわった住宅や狭小住宅は形状によって取り付けできない場合もある。
日本の木造住宅に古くから施工されてきた充填断熱、その欠点をカバーする外張断熱の両方を組み合わせて生まれたのが
「付加断熱」工法です。
・メリットを併せ持つため断熱性能や気密性が高くなり、結露も起こりにくいのでカビの発生を抑え、建物の耐久性も向上します。
木造住宅の場合、熱損失の割合は外壁から30%、窓・ドアなどの開口部から30%、換気口などから30%、その他の部位から10%程度と言われているため、壁の断熱性を高めるかどうかは室内の居心地や空調効率を大きく左右します。
そのため、熱損失を減らすことができる断熱工法は家づくりにおいてとても重要な工程の一つなんです!
井原建設の断熱工法は、主に充填断熱と言われている工法を用いています。
上記で記載したように、ボード状の断熱材を取り扱っており、ボードはサイズを自由にカットできるため、埋め込みたい箇所にぴったり合わせて施工ができ、厚みも均等で耐久性・耐水性にも優れています。
しかし、断熱のみに力を入れていても隙間が空いていればそこから空気の抜け道ができ、熱損失の割合が高くなってしまいます。そのため断熱だけでなく気密にもこだわり、ボードとボードの隙間をコーキング材と呼ばれているもので埋めていき、施工後に気密測定を実施し数値でしっかりと気密性が高いことも証明しています。
現在、住宅の建設を検討中の方で会社選びに悩まれている方。
自分の理想と合うデザイン性選ぶのももちろんですが、住宅の性能や知識なども兼ね備えた会社を選ぶことがとても重要になってきます。建てた後のアフターサービスや保証なども選ぶポイントになってくるかと思います。
井原建設では、随時無料相談や補助金についての相談、今回のような家づくりの性能に関しての相談も受け付けています。
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