実測で証明!設計の計算を超える強さ! 微動探査実施結果レポート
2026年08月28日
上乃木で築50年のお家を劇的に強くした耐震改修と、最新の「建物レントゲン」検査のお話
こんにちは!
久しぶりにまとまった雨が降った松江ですが、北陸地方では先日の千葉の豪雨に続き大変な状況にあるようですね
また、最近、大きな地震のニュースが多くて、「我が家は本当に大丈夫かしら…」と不安に思われている方も多いのではないでしょうか?
私たちの家づくりやリフォームにおいて、何よりも大切にしているのが**「大切なご家族の命と財産を守るための強さ」**です。
しかし、お家の強さ(耐震性)は目に見えないため、なかなか分かりにくいですよね。
そこで今回は、私たち井原建設が施した**「耐震改修(リフォーム)」の驚きの実測結果**についてご紹介します!
実は先日、私たちが耐震改修をさせていただいた**「松江市上乃木の物件」**で、最新の「微動探査(びどうたんさ)」という建物の精密検査を行いました。
その結果、**「設計上の計算値よりも、実際の建物の方がはるかに耐震バランスが良かった!」**という、非常に嬉しく、そして誇らしいデータが実証されたのです!
今回はその内容を、できるだけ分かりやすく解説しますね。
そもそも、建物の強さを測る「微動探査」ってなに?
通常、お家の耐震性は「図面」をもとにパソコンでシミュレーション(設計計算)して評価します。
これに対して**「微動探査」とは、人間には感じられない地球の普段のわずかな振動(交通振動など)を利用して、「建てられたお家が実際にどれだけ強いか、バランスが良いか」を現場で直接測定する、いわばお家のレントゲン検査**のような最先端の技術です。
この検査では、主に以下の2つのポイントが分かります。
お家の「揺れにくさ(固有周期)」:建物が1往復揺れるのにかかる時間。
この時間が短いほど「硬くて揺れにくい(強い)」お家と言えます。
お家の「強さのバランス(重心と剛心)」:重心:建物の重さの中心。
剛心:建物が揺れに抵抗する(踏ん張る)力の中心。
この「重さの中心」と「踏ん張る中心」がズレていると、地震のときにお家が「ねじれる」ようにして壊れやすくなってしまいます(このズレを「偏心」と呼びます)。
※計算上のズレを克服!実測で「ズレほぼゼロ」の完璧なバランス!
上乃木の物件は、築約50年(1976年建築)のお家でしたが、井原建設の手によって、基礎から柱、壁に至るまで徹底的な耐震改修を行いました。
ここで、とても興味深い結果がデータに現れました。
設計段階の計算(図面によるシミュレーション)では、お部屋の間取りや壁の位置の都合上、どうしても「重さの中心(重心)」と「踏ん張る中心(剛心)」に少しズレ(偏心)が発生していました。
以下が、その設計計算上の図面です。
▼設計計算上の図面(1階・2階の壁配置図)


(※耐震設計ソフトによる「壁の配置」および「偏心率」の計算結果画面。計算上は、1階の横方向のズレ(偏心率)が「0.29」、2階の縦方向のズレが「0.27」と、少し大きめに出ていました。)
ところが、完成したお家を実際に「微動探査」で測定してみると、驚くべき結果が出ました!
なんと、計算上のズレをはるかに上回り、「重心」と「剛心」がほぼ完全に一致していたのです。
実測による重心と剛心の位置を表した図面がこちらです。
▼実際に測定した「重心」と「剛心」の図面
(※「+(重心)」と「×(剛心)」が、ほぼぴったり重なり合っている様子がご覧いただけます。


実測されたズレの数値は、重心を基準に「-0.02」と、ズレがほぼゼロに等しい完璧なバランスを達成しました。)
「計算より良くなるなんて、そんなことがあるの?」と思われるかもしれません。
実は、木造住宅では、熟練の職人が一本一本の柱や梁、壁を隙間なく丁寧に、がっちりと接合していくことで、計算上のシミュレーション数値を遥かに超える一体感と、踏ん張る強さが実際の建物に生まれるのです。
まさに、井原建設の職人たちの丁寧な施工技術の高さが、この「実測値の驚異的な良さ」としてハッキリと数字に証明された瞬間でした!
※新築をも超える!驚異の「揺れにくさ(固有周期:0.14秒)」
もう一つの驚くべき結果が、お家の**「揺れにくさ(固有周期)」**です。
一般的に、耐震性能が高い丈夫な木造住宅は、この数値が「0.1~0.3秒未満」とされており、新築の戸建ての平均でも「0.3秒未満」を目標に設計されます。
数値が小さい(時間が短い)ほど、揺れに耐える力が強いということです。
今回、上乃木の物件で実測された固有周期は、なんと平均「0.14秒」!
築50年のお家が、私たちの耐震改修によって、**「新築木造住宅の平均レベルを大きく超える、極めて頑丈で揺れにくいお家」**に生まれ変わったことが数値で実証されました。
比較:もし耐震改修をしていなかったら…?
ちなみに、同じ松江市内の「東出雲町にある未改修の物件」で同様に測定したデータもあります。
こちらの物件は改修を行っていないため、測定した結果、建物の固有周期は**「0.59秒」**(0.5秒以上は耐震性能がかなり低いと評価されます)となっており、地震の際に非常に大きく揺れ、被害を受ける危険性が高いという結果でした。
この2つの実測データを比べると、井原建設の耐震改修がいかにお家を強く、安全に生まれ変わらせるかが一目瞭然ですね!
まとめ:大切なのは「シミュレーション」だけでなく「実測」の安心感
家づくりにおいて、パソコンの画面上で「計算上は大丈夫です」と言うのは簡単です。
しかし私たちは、お客様に**「本当に安心な暮らし」**を届けるために、こうして実際に完成した建物の状態を「実測」し、目に見える確かな証拠としてデータをお見せしています。
今回、上乃木の物件で**「設計上の計算よりも、実際の建物の方がずっとバランスが良く頑丈に仕上がっていた」**ことが証明されたのは、私たちにとっても、そして何よりお住まいになるお施主様にとっても、この上ない安心材料となりました。
「我が家の耐震性が心配」「古い家だけど、リフォームで本当に強くなるの?」
と疑問をお持ちの方、ぜひ一度(有)井原建設へお気軽にご相談ください!
最新の検査方法や、職人たちの確かな技術力で、みなさまの住まいのご不安を解消いたします。
さて、先月の岩手に続き先週東京にいってまいりまして、東村山市の工務店さんのところへお邪魔してきました。
東村山といえば...
この方!

ご存じ
志村けん さんです!
お亡くなりになったのがいまだに信じられないほど日本中で親しまれた方のご出身地が東村山市です。
古い方なら、東村山音頭はご存じかと思います。
お墓もここにあるとのこと、
また、ドリフターズでデビューされた記念にとご自身で植樹された3本の木が...

数十年の時を経てこんなにも大きく育っていました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事作成に用いたデータ(参考情報)
上乃木物件(改修後):固有周期平均 0.14秒(耐震性能:高め、0.3秒未満)、重心・剛心の実測ズレ(剛心座標) NS方向: -0.02 / EW方向: -0.02(ほぼ中心に一致)
東出雲町物件(未改修):固有周期平均 0.59秒(耐震性能:かなり低め、0.5秒以上)、重心・剛心の実測ズレ NS方向: -0.06 / EW方向: 0.01




