令和8年7月27日16時27分

またしても熊本を大地震が襲いました

ご存じのとおり10年前にも2度の大きな地震に襲われており、あまりのことに言葉もありません...

ほんの2週間前に大船渡と陸前高田を訪れたばかりでしたが巨大地震の前に人ができることはわずかしかありません

住宅の建築、リノベーションに携わる弊社としてできることはせめてご提供させていただく建物の安全性を高めていくこと

 

弊社が新築住宅における耐震等級3(認定)を標準仕様にしたのは2016年の熊本地震がきっかけでした

震源地で起きる大地震の確率が松江と同じであったと知ったからです

以後、弊社でご提供させていただく新築住宅はすべて認定耐震等級3を取得しております

そして、先週のブログでもお伝えしましたとおり、今後は建物だけでなく地盤に対しても検討を行ってまいります

微動探査

今まで地盤といえば「不動沈下」対策のための地盤調査、地盤改良がほとんどでした

これらは家の耐震性能にはほとんど影響しません

また長くなってしまうので詳しいことは前回をご覧ください

 

さて、今現在被害状況について次々と報道されておりますがそのなかで一つ気になるキーワードがありました

「想定通りの壊れ方をしている」

というものです

高速道路が橋脚部分ではずれはしたものの落下しなかった状況を指しての言葉だったかと思います。

阪神淡路大震災で高速道路が橋脚ごと倒壊していた事態を受けての改良のようです。

壊れないのではなく、「地震があった際の壊れ方を想定する、想定した場所に壊れ方をもっていく」のだそうです

気になったので松江バイパスの下を通った際に確認してみました

 

baipasu2

baipasu1

 

1枚目の写真はチェーンで橋脚と道路の桁部分が連結されていました

2枚目の写真はチェーンの他に橋脚部分に段差がつけてありました

この部分が壊れるように設計してあるのでしょうか...

我が松江もちゃんと対策がしてあってちょっと安心しました

 

ついでに「想定内の壊れ方をしている」といえば、以前構造塾の佐藤先生からこんな話を伺ったことがあります

前回2016年の地震の際、現地入りして倒壊した建物を調査して回られたそうです

現在、建築基準法で定められている耐震性能は「耐震等級1」ですが、壊れ方をみるとそれが想定してい通りの壊れ方をしていると...

耐震等級1とは震度6強から7程度の地震でも少なくとも1回は倒壊を免れることができるという基準です

その間に人が逃げて命はなんとか守ることができる基準、ただしそのまま住み続けることはできない基準です

建築基準法の耐震基準がなかなかアップグレードされないことを先生は嘆いておられましたが、果たして今回の地震を受けてなにかかわるのでしょうか

 

閑話休題

報道によるとこれだけの大きな地震がこのような酷暑の時に発生したのはあまり例がないそうです

ただでさえこの猛暑に弱り、熱中症が心配な日々です

被災地では停電や断水も発生しておりその危険性は激増しているはずです

被災された方々の無事をただただ祈るばかりです

かつては災害が起こると「自粛」という言葉がはびこっていましたが最近ではそのようなことはほとんど聞かなくなりましたね

自分たちにできることはせめて募金くらいでしょうか

募金にもどうやらいろいろあるようです

確実に被災者に届く募金をしっかり見定めて募金したいと思います

 

最後に1995年に発生した阪神淡路大震災のときのエピソードをひとつ...

松江消防所の当時隊長をされていた方のご講演を拝聴したことがあります

地震発生の一報と同時にその方は「出動があるかもしれない」と頭の中で派遣隊の編成等シミュレーションを始められたそうです

そして実際に出動があり現地に向かったと...

そしてがれきや家屋の下敷きになった方々の救出に当たられたわけですが、松江の隊の救出数が派遣された消防隊のなかでは一番だったそうです

20人の方々を救出することができたと

ただ、残念ながらいずれもすでにお亡くなりになられていたのが無念とおっしゃられておりました

 

まだまだ酷暑は続きますが皆様、どうかご自愛ください

それではまた!