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誰も気が付いてくれない(笑)
2025年09月28日
酷暑だった今年の夏もようやく終わりましたね
朝晩はだいぶ涼しくなってきました(むしろ寒いくらい)
さて、家つくりの過程においてお施主様と打ち合わせをしていくと今までやったことのないチャレンジの機会に恵まれることがあります。
結構、自分はそういうのが好きで燃えてくるのですがwうまくいったとき等は周りに自慢したくなるのが人情ってもんです。
先月8月上旬に開催させていただいた完成見学会でもそうでした。
施主様から玄関土間とホールの床を同じ色にするのはどうか?というご提案がありました。
一般的にはホールや廊下はフローリングにするのが一般的。
あんまりそういうのはみたことない→いいがん!
玄関の土間、ポーチは磁器質タイル。でもさすがにホールまでタイルはコストもかさむし...
というわけでフロアタイルをご提案。
フロアタイルなら種類も豊富で比較的安価、土間タイルと同じようなものもきっとあるに違いないと思ったらちゃぁんといいやつがありました。
だけどそこで困ったのが框部分をどうするか...
フロアタイル、磁器質タイルのどっち勝ちにしても断面がみえてしまう。
それは面白くないと思いついたのがアイカのアルミ見切。
キッチンパネルや洗面の壁等防水目的で使うメラミン化粧板に使うのが一般的。
それを框の角部分に使うことにしました。


どうですか?
よさげじゃないですか?
8月の見学会のときもみんなにみてもらいたくてwそわそわしてたのに...
誰もなんもいってくれんし
しょうがないから自分から「ちょっとちょっと!」って声を掛けて熱弁を揮う羽目に(^^;
それでも足りずにこうしてブログにまで書いてしまう始末...
でも、どうですか?
いい感じじゃないですか?
大工さんや内装屋さんには手間をかけてしまいましたがでもいい感じに仕上がったと思います。
ただ、一方で出角が危なくない?というご意見もいただきました。

この部分です。
そこはもちろん施主様にもご説明。
しょっちゅう足をぶつけるような場合の対策はもちろんお話させていただいております。
デティールも大事、安全性ももちろん大事ですね。
以上、文責 谷山でお送りしました。
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2027年から始まる新ZEH!?の定義【GX-ZEH、GX-ZEH+】と現行ZEHとの違い!
2025年09月19日
そろそろ涼しくなってほしいと願っている今日この頃。
あ、今日のブログは深津がお送りします・。・
タイトルにもあるように新ZEHの定義や現行ZEHとの違い
また、GX志向型住宅との違いについても解説していこうと思います!
そもそもZEH(ゼッチ)とは何か?
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称で
年間の「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味です。
断熱性能を高め、太陽光発電などの導入や省エネな住宅設備を使い、
家庭で使うエネルギーを創り出すエネルギーで補えるようになることを目指した住宅を指します。
そして、2027年から適用予定の「新ZEH」は、2050年の脱炭素・カーボンニュートラルの目標達成に向けて現行のZEH基準から、
GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅の考えを取り入れた、より厳しい基準で高性能なものへと進化する新しい定義です。
現行と新ZEHとの違いを分かりやすくするためにGXを取り入れた「GX-ZEH」が新しいZEHの名称となります。
【ZEHとGX-ZEHとの違い】
現行ZEH
GX志向型住宅
GX-ZEH
GX-ZEH+
(UA値)
等級5
(0.6)
等級6
(0.46)
等級6
(0.46)
等級6
(0.46)
(BEI)
等級6
(20%以上)
等級6
(35%以上)
等級6
(35%以上)
等級6
(35%以上)
太陽光発電設備搭載
必須
(100%以上)
必須
(100%以上)
必須
(100%以上)
必須
(115%以上)
蓄電池
不問
不問
必須
必須
(高度エネマネ)
不問
必須
必須
必須
※一次エネルギー消費量等級は現状20%以上削減が最上位のため、削減率は増えても等級6のまま。
※GX-ZEHでは戸建て住宅の場合、太陽光、蓄電池、HEMSが必須要件になる予定
上記の表からわかるように、断熱性能はGX志向型住宅と同レベルに、消費量等級に関しては、20%→35%以上と大幅に削減が必要になってきます。
一点だけ大きく違うのは、GX-ZEHでは「蓄電池」の搭載が必須要件となる予定というところです。
これまでZEHでは、太陽光発電などで創るエネルギーとお家で消費するエネルギーを差し引いて、おおむねゼロにすることを目指す「100%削減」が基準でした。
GX-ZEHはこれまで同様、エネルギー収支ゼロを目指す一方で、GX-ZEH+ではエネルギー収支をゼロにすることだけでなく、プラスにすることを目指す住宅です。
【メリット】
・光熱費を抑えられ、安心した家計の実現に繋がる。
・災害時でも、太陽光発電と「蓄電池」があれば、電気を使えてスマホの充電や冷蔵庫などの家電を動かせる安心感がある。
・未来の基準であるGX-ZEH仕様の住宅を建てれば、長く価値が落ちない賢い資産を持つことに直結する。
【デメリット】
・建築コストの上昇。↓
「安く抑えて建てたとしても光熱費の削減等を考慮していなければ今後高い光熱費を払い続けていかなければなりません。一方で、とことんこだわった家を建てたとしてもローンが終わるまで苦しい生活になってしまうかもしれません。」
私たちは、建てたあとも「幸せに生活していくこと」を大前提に人生設計を考え、
家計のバランスだけでなく、性能など総合的に考え、無理なく長期的に暮らしを支える資金計画をご提案しています。
井原建設と共に作る家なら、太陽光発電システムとの相性抜群
工事費だけで太陽光発電システムを載せられる範囲は全て載せることができる『建て得スマイル』で大幅に光熱費を下げることが可能。
GX志向型住宅はもちろん、施行予定のGX-ZEH、GX-ZEH+の基準にも対応。
高性能はもちろん、デザイン等もこだわりたいと思っている方、お任せください。
家づくりの資料程度で構いません、気になることやそもそも何から始めてよいかわからない方も、ぜひお気軽にお問い合わせください!

先日食べたケーキがおいしかったので写真載せておきますね( ^^) _旦~~
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万博へ行ってきました
2025年09月12日
こんにちは。ブログ初担当古田です。
先日大阪万博へ行ってきました!
希望のパビリオンには全く入れませんでしたが、
予約なしで入れるパビリオンにいくつか入り、お祭り感を味わってきました。
USJの約3倍にあたる広さのあちらこちらを2万3千歩歩き、足がヨボヨボになって帰って来ました(^^;)
各国パビリオンが特色ある建物の形をしているのですが、
なかでもギネス認定されている建物の話をしてみたいと思います。
まずはやっぱり
《 大屋根リング 》 !!

『多様性でありながら、ひとつ』をテーマに掲げており、
世界最大の木造建築物として、2025年3月4日にギネス認定されています。
一周約2km、高さ約12mの円環状のリングは国産材のスギやヒノキが約7割、
外国産のオウショウアカマツなど約3割が使用されており、
京都の清水寺と同じ、「貫(ぬき)接合」で建設されています。
デザインは建築家・藤本壮介氏、
施工は大林組共同企業体(JV)、清水建設JV、竹中工務店JVが行い、
各社異なる設計・加工・施工により建てられています。
リングは外側に向かって高くなっているため、異なる強度が必要となり、
3種類の貫接合を使い分けているそうです。
夜にリングの上に行ってみましたが、リングの中に各国のパビリオンがある様子は、
まさに「世界はひとつ」を象徴している様でした。ライトアップされていてとても奇麗でしたよ。
昼も登ってみれば良かったと後悔しています。会期後に解体されてしまうのは勿体ないですね。
そしてもうひとつ、
《飯田グループホールディングス×大阪公立大学共同出展館》

『伝統と進化の融合』をテーマに掲げており、
「西陣織で包まれた世界最大の建築物」として、2025年4月13日にギネス認定、
同建物の屋根も、「扇子の形をした、世界最大の屋根」として同日にギネス認定されています。
約3000㎡の外壁を本物の西陣織で覆い、待機列の屋根は約220㎡の扇子型をしています。
設計は建築家・高松伸氏、
開発は織元〈細尾〉と膜面構造物メーカー〈太陽工業〉が共同制作されており、
屋外での使用、絵柄や凹凸といった生地表現、生地合わせなど、さまざまな挑戦があったそうです。
ガイドさんの説明にもありましたが、
行った際にはぜひ見て触ってみてください。手触りは着物とほぼ同じでした。
パビリオン内の未来都市ジオラマでミャクミャク探しが出来るのですが、難易度高い!
でも全部見つけられました!やったね!

唯一食べた異国ごはん、アンゴラのチキンモアンバ。
チキンが柔らかく、トマトソースみたいなのを掛けると味が変わって、それもまた美味しかったです。
台風が近づいていたため、ゲート付近の万国旗が全く無い、逆にレアな日でした。
たくさん歩くので勿論疲れはしますが、建物を見るだけ、
スタンプラリーや異国ごはんを食べるだけでも楽しいですし、
何より何だか元気をもらえる、そんな場所でした。
機会があれば、ぜひ行ってみてくださいね。
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家つくりのポイント~迷ったときの考え方について
2025年08月24日
先日8月2日~8月10日にわたって開催させていただきました、弊社完成見学会には多くの方々にお越しいただきました。
特に8月10日はあいにくのお天気、しかもよりによって大雨警報発令という、いったい誰の行いのせいだや!って思わず叫びたくなるような天気にもかかわらず盛況の一日となりました。
本当にありがとうございます。
今回の「本棚とアイアンと私」の家は3月に開催させていただきました、「桜とグレーが奏でる温もりの家」に続く今年2回目の完成見学会となります。
今回も前回に続き、完成見学会のときにプロカメラマンさんによる竣工写真の撮影(キーモン氏)とお施主様インタビュー(テトキクロス三島さん)を行わせていただきました。
今回のインタビューはまだ公開されておらず私も内容はまったくわからないのですが(^^;お引渡しの時にお施主様からお手紙をいただきました。その内容から大変お喜びいただいている様子がわかりとてもうれしく思っております。
さて、ここからが今日の本題です。
最近の住宅事情につきましては、本年度実施されてあっという間に予算上限に達してしまった「GX志向型住宅」に代表されるように省エネ志向、高性能化が急速に広がってきております。
従来は高性能住宅といえば、比較的一部のハウスメーカーやいわゆる「スーパー工務店」と呼ばれる規模の比較的小さな勉強熱心な工務店がほとんどだったと思います。
が、昨年4月からの省エネ基準義務化を受けて各社様とも高性能化が進んできておりこれから家を建てようと思っている方々からしたらどう選んだらいいのか迷ってしまうのではないでしょうか?
そこで今日は高性能住宅を建てる際の大きな2つのポイントと私達と一緒に進める家づくりがどのようなものなのかをお話していきたいと思います。
とはいえ、高性能住宅について語りだすとキリがないくらいしゃべり倒してしまうので(笑)本当にざっくりにとどめます。
高性能住宅のポイントはずばり大きく2つあります。
1.お金で買える性能
2.お金で買えない性能
1.は断熱材、サッシ等はっきり性能値が謳ってあるもの。
断熱材にもたくさんの種類があり、性能も様々、また厚さによっても変わってきます。
サッシとは外部に面した建具、窓ガラスのことです。サッシにも樹脂サッシ、アルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシ、木製サッシ等の種類があります。また、ガラスについてもシングルガラス、ペアガラス、トリプルガラス、中には5重ガラスなんてのまであります(^^;
さらには、熱を遮る日射遮蔽タイプ、冬に太陽の熱を取り入れやすくする日射取得タイプ等最近はさらに選択肢が増え、家を建てようとお考えの方にはますますわかりにくくなってきているのではないでしょうか...
これらはお金を出せば手に入る性能となります。
次に2.について。
お金で買えない性能というのはどういうことでしょうか?
大きく分けて2つの要素があります。
1つは設計、もう一つは施工です。
設計といってもいろいろありますがここでは日射遮蔽、日射取得についてのお話とします。
要は太陽の光、熱をどう活かすか、どう抑えるかということです。
窓の配置、大きさ、庇の有無を土地の形状、方角に合わせて考え検討、配置することで大きな効果を得ることができます。
場合によってはサッシや断熱材よりも大きく影響してきます。
もうひとつの施工について。
高性能住宅における施工のポイントは「気密」です。
「高気密高断熱」という言葉は広く知られている言葉ではありますが、実ははっきり数値として定義が定まっているわけではありません。補助金を受ける際に断熱性能は基準として設けられてはいますが気密については現在は定められていません。
しかしこれが非常に重要なポイントとなります。
気密性は「C値」という記号で表します。「相当隙間面積」といい、家中でどれくらい隙間が空いているかを1m2あたりで表します。C値は低いほど良い性能です。
このC値が何に影響するかというと一つは冷暖房の効率、もう一つが換気です。隙間が空いていればせっかくエアコンで調整した空気が漏れてしまいます。また隙間が多いとせっかく24時間計画換気を設計しても計画通り換気しません。
また、断熱材の種類や施工法によっても気密性能は左右されます。断熱材によって気密の施工方法は変わります。またたとえ同じ間取りの家でも施工によって気密性は大きく変わってしまいます。
以上が、お金で買えない性能のポイントのお話となります。
が、このお金で買えない性能こそが実は家づくりにおいて最も重要なポイントだと思いますがいかがでしょうか?
また、お金で買えない性能についてしっかり説明ができる会社は当然お金で買える性能についてもしっかり考えています。
お金で買えない性能にこそ、各住宅メーカー、工務店の考え方が一番反映されていると考えますが皆さんはどうお考えですか?
私達井原建設はもちろん1.のお金で買える性能も大事ではありますが、そこはやはりバランスだと思います。
ご予算、求める生活の快適性等全体的なバランスを考えて仕様を決める。
弊社ではプランニングの段階から断熱性能や日射の影響や室温シミュレーションを行って施主様と家づくりを進めております。それらの資料を基にどこまでの性能を求めていくか、ご予算を考慮しながら決めていきます。
さて、硬い話が続きましたが、毎回毎回難しい話をしているばかりではありません。
冒頭のインタビューやお手紙にも書いてあったのですが、お施主様からは「毎回の打ち合わせが楽しく次回の打ち合わせが本当に楽しみでした」とおっしゃていただきました。
元来、くだらない話が好きでついつい脱線してしまいがちで反省することもたびたびではあるのですが(^^;
実はこのようなご感想をいただいていたのだとホッと胸をなでおろしております...
インタビュー記事をご一読いただけますと幸いです。

写真は先日たまたまSNSでみてしまい無性に食べたくなっていってきました「周月」の夏季限定冷やしラーメン。
鳥取県にしかなく片道2時間かけて行ってきましたw
好みの縮れ極細麺で本当においしかったです。ちょうど自分たちの注文で品切れになったらしく危うく徒労におわるところでした。
文:谷山
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【太陽光発電システムの大容量をお勧めする理由!】~設置するときの注意点と条件も~
2025年07月08日
こんにちは!またまた久しぶりの投稿となってしまいました(^^;
梅雨があっという間に終わり、本格的に暑くなってきてますね...
皆さん熱中症に気を付けて暑い夏を乗り切りましょう!!
さて、8月には「2週連続」完成見学会を開催させて頂くことになっており、その住宅でも太陽光発電システムを設置しています。
以前ブログに載せた「建て得スマイル」というサービスを使いおトクに設置しています。
設置するにあたっていくつか条件があり、周囲の建物の影の影響を受ける場合や、建てる住宅の屋根形状によって影ができる場所には設置出来ないため、注意が必要です。
現在、井原建設で太陽光パネルを設置している住宅は設置条件を満たしているため、屋根全部に載せることができています。
そして、太陽光発電・蓄電池を使うためには、パワーコンディショナ(パワコン)が不可欠になってきます。
パワコンは、太陽光パネルで創った電気を家庭で使える電気に交換してくれる役割を担っています。
また、通常は電力会社から家庭・企業(系統側から需要家側)へと電気が流れますが、もし売電するとなればその逆で、家庭・企業から電力会社(需要家側から系統側)へと電気を流さなければなりません。
この需要家側から系統側へ電気を流すことを「逆潮流(ぎゃくちょうりゅう)」といいます。
一方、消費をメインとする場合、逆潮流が発生すると契約違反となるため、逆潮流をしないようにパワコンは発電量を調整します。
「逆潮流させる」「逆潮流を防ぐ」ということも、パワコンが逆潮流制御機能を用いてコントロールしています。
【建て得スマイルでは、使い切れなかった電気は中国電力が買い取り、15年間はLIXILTEPCOスマートパートナーズの収入となりますが、16年目以降の売電収入はお客様のものになります。】
建て得スマイルというサービスを使い、たくさん太陽光パネルを設置する必要がある一番の理由は、
パワコンが稼働する最低電圧が一般的に70V程度が目安になっていて、曇天時など太陽光パネルが少ないと、最低電圧まで創れずパワコンが稼働しないという状況になってしまうことです。
家庭で一番電力を使う時間帯は朝と晩が多いのではないでしょうか?
しかし、太陽光パネルは光が直角に当たると良く発電するため、昼に一番発電量が多くなります。
なので、一番電力を使う朝と晩にある程度発電しなければ、発電で補えない電力を購入することになります。
たくさん太陽光パネルを設置していれば、パワコンが稼働する電圧まで到達するのが早く、朝早くから発電開始し、夕方は遅くまで発電するというメリットがあります。
つまり、購入する電力を抑えることができるので、電気代の節約につながります。
もちろん、大容量だと発電する電力が増えるので、16年目以降の売電収入もUPします!
・太陽光発電システムについてもっと詳しく知りたい方は、無料相談を行っておりますのでお気軽にお問い合わせください!
・上記で記載している完成見学会でも相談受け付けております!




